屋根塗装の必要性
屋根塗装は必要なのか
結論から言えば美観を気にしなければ20年~30年、使い倒して例えば2回の塗替え費用に使わず葺き替えやカバー工法に予算を回した方が全体的な予算は抑えられるかもしれません。
屋根はどのような建物にも存在しており、毎日紫外線や雨、風などにさらされていて、家の中で最も劣化しやすい箇所です。
ですが最近の都心の住宅の多くはご自宅の2階の屋根がどうなっているかは目にする機会があまりありません。
そもそも2階の屋根に登れる構造にありませんし、劣化したスレート屋根の状態の確認も難しいです。
現在主流の日本瓦以外のスレート、ガルバリウム、セメント瓦、金属屋根などの屋根材は塗装を行って屋根の上に薄い膜(塗膜)がある状態で販売されています。
この塗膜が経年劣化により保護機能が失われるため再度塗装などで保護する事は非常に重要です。
屋根は建物を守る一番の場所であり、強い紫外線や熱に一年を通して晒され続けています。
一般的には新築の場合10年、塗替えをした場合で約7年~15年程度で本来の保護機能を発揮出来なくなります。
また現在の主流のスレート屋根はとても薄く割れや劣化が生じてしまいます。
塗装をおすすめしない場合もあります。
石綿の健康への影響から規制されるようになった2000年前後のアスベスト(石綿)を使用しない製品はメーカーを問わず強度が低い製品が多く、今から塗装しても性能向上が見込めない場合があります。
当時の製品の代替品は既にない場合も多く、このアスベスト~ノンアスベスト切り替え時期の製品は塗装のために費用をかけるくらいならカバー工法などに予算を使った方が良いでしょう。